ゾビラックスの成分アシクロビルとは?

注意を促す男性

ゾビラックスはヘルペスウイルスに対する治療薬で、アシクロビルという成分を含んでいます。
これはヘルペスウイルスに対して効果を発揮する成分で、ヘルペスウイルスに感染した細胞内でのみ効果を発揮し、ヘルペスウイルスに感染していない細胞に対しては別に影響しませんから、副作用の可能性が少ないとされています。
具体的にどのようにして効果を発揮するのかといいますと、ヘルペスウイルスのDNA合成を阻害するのです。
アシクロビルはDNA塩基の一つであるグアニンと類似した構造を持っているために、DNA複製の過程でグアニンの代わりに間違ってこのアシクロビルが取り込まれてしまうのですが、類似しているとは言えグアニンとは異なるものであるためにそれ以上のDNA複製が進まなくなり、結果としてヘルペスウイルスの増殖が抑制されるという仕組みです。
ただ、ゾビラックスの欠点として、効果の持続時間が短いということがあります。
アシクロビルが体内から代謝されて消失するスピードが速く、そのため1日に4回も5回も服用しなければなりません。
ちなみに、このゾビラックスの欠点である効果持続時間が短いということを改良した医薬品としてバルトレックスが開発されています。
バルトレックスは効果の持続時間が長いために、服用回数が1日2回で済むという利点があります。
バルトレックスの有効成分はバラシクロビルと呼ばれており、アシクロビルとは若干異なるものではありますが、実際にヒトの体内に入るとバラシクロビルはアシクロビルに変換されて効果を発揮するようになっています。
ですから、体内で効果を発揮する成分という意味では、ゾビラックスとバルトレックスは全く同じものだということができます。